心と身体に
まっすぐやさしい
お菓子づくり
よしざき まり
きっかけは、フランスへの憧れ
フランスにはとにかくとっても強い憧れがありました。ほんとうに小さな頃から。
フランス語の音の響きが大好きで。美味しい乳製品もたくさんあるイメージ。
どうしても、フランスに行きたい…!
周りからは、「フランスに行きたいだけじゃダメだよ。目的がないと。」
なんて言われたりもしましたが、とにかく私は、フランスに行きたかったのです。
そのための手段として、パティシエになることを決めました。
何をするのが好きかな?と考えた時に出てきたのがお菓子づくりでした。
神戸というスイーツに馴染みの深い土地で育った影響もあるかもしれません。
日本の製菓学校に通った後、クラシックなフランス菓子を作る会社に就職しました。
迷わず直感で「ここで働きたい!」と思ったのです。
バター、クリーム、お砂糖たっぷりのそれはそれは濃厚で素敵なお菓子が溢れていました。
そして数年後。
フランスに行きたいという思いは増すばかり。
勤め先の社長の紹介で、フランスのパティスリーで働けることになり、
ワーキングホリデーでフランスへ行くことにしました。
無視できないほどの身体の悲鳴
憧れのフランスに住み、大好きなお菓子づくりをして、順風満帆な日々。
と言いたいところなのですが…
この頃から、身体の不調が一気に続くようになりました。
肌のかゆみが止まらず、瞼も腫れ上がるようになったのです。
いろいろな経験ができたフランスでの生活でしたが、帰国。
お菓子作りからは一旦離れることを決めました。
身体にやさしい食と向き合う日々
帰国後は輸入食材専門店に就職しました。
そこで夫と出会い、結婚。そして出産。
子どもへの食事づくりを通じて、改めて食の大切さに気づき、少しずつ調べ始めます。
フランスでの身体の不調は、
小麦、乳製品、白砂糖が私の体には負担になっていたのかもしれない。
と気づき始めました。
小麦より米粉の方が消化に良いというけれど…
グルテンフリーという言葉もちらちらと耳にする機会が多くなり、
一度小麦粉を極力控えた生活をしてみることにしました。
始めてみて、身体の軽さにびっくり。
グルテンを控える良さを身を持って体感した瞬間でした。
出会ってしまった「朝日米」
それまでは特にこだわりもなく選んでいたお米ですが、
きちんと選びたいなと思い、探していたところ「朝日米」と巡り合います。
このお米は明治に作られたもので、人工交配されていません。
昔は作っている農家さんも多かったようですが現在では減っており、
この品種はコシヒカリなどのご先祖様にあたります。
品種改良がされればされるほど消化に負担がかかってしまいますが、
その心配がほとんどないのがこの「朝日米」です。
そして、更にうれしいことに無農薬・無化学肥料で作られています。
しかし、美味しくなくては意味がありません。
お取り寄せし食べてみたところ…ジーンと心に響きました。
あっさりですが、かみしめるととても味わい深いお米で、本当においしかったのです。
心と身体にやさしいお菓子を届けたい
このお米を使えば、おいしくて身体に負担の少ないお菓子が作れるかもしれない…!
強い思いを持って、農家さんにご相談したところ、
酸化しないよう少量ずつ製粉、米粉にして分けていただけることになりました。
この「朝日米」を使って、焼き菓子の試作を続け、
こだわりのレシピを完成させました。
もちろん他の素材も、一切妥協せずに。
身体にやさしく、そしておいしいものだけを厳選して。
やっぱりお菓子作りが好きだな。とワクワクしたのを覚えています。
私と同じように、心にも身体にもやさしいスイーツを探している方のもとに届けたい。
そんな強い思いで、LALADOを立ち上げました。
LALADOは、
『ラララ~♪』と楽しく歌うような気持でお菓子を作りたいなと思いを込めて名付けました。
おいしさと共に楽しい気持ちも皆さまにお届けできたらなと思っています。
素材も味もこだわり抜いたLALADOの商品を、ぜひ一度食べてみてください。